丸善石油化学株式会社:CSR

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安全管理

当社では「安全ナンバーワン企業を目指す」を経営方針の一つとしており、「安全は、経営の第一原則であり、企業の使命である」と考えています。また行動基準(CC10)の中でも、いかなる事故、災害の危険をも予知し、その防止に努めることで無事故・無災害を継続することを誓っています。

当社の安全に係るすべての活動を「安全ナンバーワン活動」とし、千葉工場、四日市工場をはじめ、全社で安全管理の一体的な推進を図っています。

安全中期5ヶ年計画

安全管理

安全の維持は経営上の重要な課題であると認識し、千葉工場・研究所および四日市工場で行っている安全活動(RC活動)をチェックする機能として、安全担当役員を委員長とし環境保安室長および各事業場長等を委員とする「安全管理委員会」を設置しています。

安全中期5ヶ年計画(2018年-2022年)

活動方針 「安全ナンバーワン企業を目指す」

【重点施策】

  • (1)安全文化を高める活動の推進
    • CA1活動(自主的・自発的でかつ全員参加の活動継続)
    • 協力会社も含めた適切な安全管理(協力会社が行うリスクアセスメントの充実、過去の事故事例の教訓を踏まえた安全管理の徹底)
    • 部門間コミュニケーション・連携(安全基盤情報の整備および活用)
  • (2)保安に関する危険源の低減
    • 設備の老朽化対策、耐震性強化の対応(外面腐食・耐震化)
    • 保安に影響を与える危険源の特定に基づくリスクの低減推進
    • 非定常時のリスクアセスメントの実行
  • (3)人材育成の徹底
    • 技術伝承への取り組み(運転作業標準に関するノウホワイ教育等)
    • OJT/OFF-JTの相互補完(各階層の教育項目の整備)
    • 技術者の育成(化学工学教育の導入・安全設計思想の整備)
  • (4)社内外の知見の活用
    • 社内外の事故情報の収集・活用(事故事例の教訓の共有化)
    • 第三者機関チェックによる改善(認定調査対応の完了/保安力評価対応)
  • (5)物流安全管理の強化
    • 物流安全協議会のさらなる改善

※安全中期5ヶ年計画は暦年での計画です。

 

1. 保安防災

(1)産業保安事故防止に向けた取り組み

産業保安に対するコミットメント

当社では、産業保安に対するコミットメントとして、社長が「安全宣言」により安全優先の理念・方針を、すべてのステークホルダーに対し発信しています。

またCSR委員会は、定期的に千葉工場・四日市工場に対して保安防災に関する査察を行い、委員長自ら現場の保安の最高責任者として、作業環境の実態や安全管理について、訓練や定期整備の実施状況などを確認しています。査察の結果を関係者で共有し、課題が抽出された時は、必要な対策を講じることで自主保安体制の向上を図っています。

2020年1月CSR委員会における社長メッセージ

2019年の安全実績を振り返りますと、無事故無災害を目標としているものの、休業災害2件、異常現象が3件発生してしまいました。重大な事故は減少している一方で、労災については増加傾向にあります。今一度原点にもどり『忘るな安全第一』を反芻し、2018年に始まった安全中計における重点目標を達成するようお願いします。この10年で人員構成がずいぶん若返り、数年来CA1活動に参加してきた方もいれば、まだ1、2年目の方もいます。取り組みの深化も大切ですが、原点も忘れず、安全文化を大切にしてください。2020年は3EPの大型整備年です。無事故無災害で完遂するようお願いします。

 
 

安全文化の醸成と自主保安活動の促進


安全功労者表彰

当社では、様々な取り組みにより、安全文化の醸成と自主保安活動の促進を図っています。

CA1(ChemiwayAnzenNo.1)活動は、部署を単位とする全員参加の安全活動です。活動開始当初は5S活動など身近な活動が中心でしたが、現在では自ら問題を発見しその解決に向かって挑戦する「問題解決型」段階へと進化してきました。年1回、全部署がその成果をポスターにし、報告し合うことで社内事例の水平展開を行います。さらに優秀な活動をした部署は改めてCSR委員会において発表し、表彰されます。

また、リスク低減のための改善提案活動では、現場のリスク低減に最も貢献があった改善の提案者や、保安防災、労働安全に関して特別な功績があったと認めた者を安全功労者として表彰しています。


小集団活動(CA1活動)発表風景

優秀部署の表彰
 
 

(2)各工場の安全活動の取り組み

設備災害・事故防止の取り組みと発生件数

自主保安の基本は自ら設備の検査を行って劣化具合を評価し、適切に補修することでトラブルの発生を未然に防止することです。

当社においても設備の高年次化に伴う外面腐食が大きな課題となっているため、千葉工場・四日市工場では中長期計画に基づき、全設備の外面腐食検査を網羅的に行い、維持管理に努める専任チームを立ち上げています。

また、急速に若年化している保全部門の従業員の経験を補うため、各種教育の充実を図っています。

しかしながら2019年は3件の異常現象※が千葉工場で発生しました。これらの事故に対しては迅速な原因特定および再発防止を徹底しています。

【異常現象件数】(暦年)
年 2015 2016 2017 2018 2019
件 1 0 1 3 3
※石油コンビナート等災害防止法に基づく異常現象に加え、その他法律に基づき、当社内で異常現象相当の事故として原因究明・対策を行った設備上のトラブル
 
 

安全管理システムをもとに活動

千葉工場・研究所の安全管理システムは、高圧ガス保安法の認定基準・ボイラー等の認定要領、およびOSHMS基準※要求事項に準拠して制定したもので、保安および安全衛生レベルの向上を目指しています。四日市工場でも、千葉工場と同等のシステムで活動を行っています。
※OSHMS:Occupational Safety and Health Management System(労働安全衛生マネジメントシステム)の略

【安全管理システムイメージ図】

 

安全トピックス

防災行動計画(タイムライン)による台風への備え

台風に対する備えとして、想定される豪雨や暴風に対し、段階的に対策を実施する仕組みである防災行動計画(タイムライン)を策定しています。2019年9月9日に勢力がほぼピークに達した台風15号は関東地方に上陸し、当社の風速計では最大風速39.7m/sを記録しました。暴風により冷水塔装置や建屋等に大きな被害を受けましたが、幸い、タイムラインに沿って事前の対策を実施したことにより、人的な被害や装置の緊急停止は発生しませんでした。今後も台風だけでなく局地的豪雨や様々な風水災害に対し十分に備えることで、影響を最小限にできるよう努めてまいります。


台風15号の暴風により破損した冷水塔

上部の破損状況
 
 

防災体制と訓練実施状況

千葉工場・研究所および四日市工場では、石油コンビナート等災害防止法に基づき、災害時は各工場長が最高責任者となる自衛防災組織を編成します。また、コンビナート各社と共同防災組織を設置し、災害時には消防活動の相互応援を行います。さらに、コンビナート内の大容量の石油タンクを保有する企業間で大容量タンク火災用大型消火設備を共同保有し災害に備えています。

2019年度は、千葉工場で1回、四日市工場で2回の防災訓練を実施しました。


四日市市消防との放水訓練の様子
(四日市:防災訓練 2019年5月29日)

市原市消防局による救出訓練の様子
(2019年12月13日)
 
 

(3)防災・安全コスト

計画的に安全管理コストを投入

当社では、防災・安全会計を導入しており、主な取り組み内容に従って集計しています。

2019年度は千葉工場のエチレン装置の定期整備工事がなく、プラント運転中にも実施できるガス検知器をはじめとする工場内保安設備の計画的な維持更新などを行い、保安力の維持、向上を図りました。

前年度と比べ、投資額(3.7億円)、管理費用(3.2億円)ともに減少していますが、大規模投資や管理費用の大半を占める外面腐食検査は定期整備に合わせて実施するものが多いためであり、計画的に各取り組みを進めています。

(単位:百万円)
【防災・安全コスト表】
防災・安全コストの分類 主な取り組み 2018年度 2019年度
投資額 費用 投資額 費用
保安防災コスト
高圧ガス装置 257 141 102 177
第一種圧力容器・ボイラー類 23 35 3 41
危険物・消防関係 54 344 112 344
石油コンビナート等災害防止関係 170 327 0 375
外面腐食検査 0 1,590 0 1,127
その他の防災 40 44 21 36
小     計 545 2,481 238 2,101
労働安全コスト 労働安全維持運営費 163 161 99 223
管理活動コスト 化学品安全、任意・官庁関係団体会費、保安安全マネジメント 0 167 0 164
社会活動コスト 情報公表のためのコスト 0 2 0 1
合    計 708 2,812 338 2,489
*集計方法は以下のとおりです。
①減価償却費は、設備投資額に対し9年の定額償却により計算しています。
②各コストに含まれる人件費単価は給料・賞与・手当・法定福利費等の合計を、2020年3月31日在職の従業員数で除したものとして算定しました。
*対象年度の集計にあたり、過年度の一部の数値を見直しました。

反応器監視強化のため増設した酸素計
(千葉工場・酸化エチレン製造課)
 
 

2. 労働安全

(1)労働災害防止

度数率、強度率の実績

千葉工場・研究所では「安全衛生方針」、四日市工場では「保安方針」において無事故・無災害操業の継続を表明し、工場就業者一人ひとりがこの方針を理解し、目標を達成するために努力しています。

また、危険予知活動の一環として、工場幹部や安全衛生委員によるパトロールを定期的に実施し、異なる人の目で現場作業や設備状況を見るなど、災害発生の防止に努めています。

2019年は安全諸活動を積極的に展開したものの、千葉工場で当社従業員1件、協力会社従業員1件の休業災害が発生しました。一方、四日市工場では休業災害0件を継続しています。休業災害ゼロを目指し、引き続き全社を挙げて取り組んでいきます。


*出典(化学工業):平成31年労働災害動向調査(厚生労働省)
*当社の度数率・強度率は、千葉工場・研究所、四日市工場における当社従業員のみで算出
*度数率=100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表す。
*強度率=1,000延べ実労働時間当たりの労働損失日数で、災害の重さの指数を表す。
*数値は暦年
 
 

(2)リスク改善提案

改善提案を24件採用

当社従業員ならびに関係会社・協力会社の従業員が自ら危険源や問題に向き合い、リスクを低減する提案を行うことで、自主的な安全意識の向上を図っています。2019年度は千葉工場で19件、四日市工場で5件採用されました。

【提案採用件数】
年度 2015 2016 2017 2018 2019
提案 59 40 39 31 24
採用 59 37 39 29 24
 
 

リスク改善提案の一例

バルブの地上化(コスモペトロサービス(株)保安防災二部)

設備の点検時に高さ約5mにあるバルブ(縁切弁)の開閉操作が発生しますが、作業架台がなく、フロアから身を乗り出してバルブ操作することで、作業員が転落するリスクがありました。バルブの位置を地上で操作できるよう改造することにより、転落のリスクが低減されます。


改善前

改善後イメージ
 
 

3. 物流安全

(1)物流事故想定訓練

危険物質輸送中事故対応の図上演習を実施

万一製品の輸送中に事故が発生した場合に、関係先および官公庁への連絡や、被害を最小限に止めるための措置を迅速に講じることができるよう定期的に訓練を行っています。

2019年より、(一財)海上災害防止センターと「危険物質事故対応サービス」を契約したことを受け、実際に発生したタンクローリーの追突事故を時系列で振り返り、各々の初期対応、関係方面への通報、連絡体制に問題がなかったかどうか等の確認を行いました。

【危険物質輸送中事故対応図上演習】

1.日時・場所・概要 2019年12月11日(水) 於:本社会議室
当該事故を経験していない営業担当者へ、時系列に沿った資料をもとに共有化を図った。
2.過去事例 当社溶剤製品を積載したローリーが、納品先顧客事業所がある佐賀県へ向けて走行中、山陽自動車道において他車に衝突され事故(タンクローリーの横転事故、漏洩有無不明、火災無し)が発生。
3.結果 海上災害防止センターを含めた各方面への連絡体制、連絡範囲の確認や初動対応の確認とともに、事故状況、積荷の危険度、また現場に臨場した関係機関(消防等)に応じた的確な対応をケーススタディをもとに確認した。
 
 

(2)物流安全協議会

グループワークによる活発な意見交換を実施


関西分科会の様子

主要物流業務委託会社(20社)で構成する「丸化物流安全協議会」の「全体会議」を6月に開催し、中央労働災害防止協会による「メンタルヘルスケア~働きやすい職場とストレスマネジメント」と題した安全講話を行いました。また秋には関東・関西・中京の3地区で分科会を開催、「全体会議」での講演内容をうけ、「職場でのコミュ二ケーション」に関する様々なテーマについてグループワークを実施し、参加者は活発な意見交換を行いました。

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