CSRの推進
CSRの推進
会社の持続的な発展と、すべてのステークホルダーとの良好な関係維持のため、経営方針および行動基準(CC10)のもと、グループ会社を含めたCSR活動を推進しています。また活動には、化学物質の全ライフサイクルにわたる自主管理活動である日本化学工業協会のレスポンシブル・ケアの理念を包含しています。
企業使命・経営方針
企業使命は、当社が良き社会の一員として存在、活動する究極の目的であり、常に追い求めるべき姿です。その実現に向け、4つの経営方針を定めています。
企業使命
化学技術を基盤とし、
くらしと産業の健全な発展に貢献する。
経営方針
- 適正かつ安定的な利益を追求する。
- 安全ナンバーワン企業を目指す。
- 顧客に信頼される価値を創造する。
- 未来を見据えて変革し続ける。
行動基準[CC10:Chemiway Commitment10]
当社を取り巻くステークホルダーそれぞれに対する誓いとして策定した10の行動基準です。当社が社会的責任を果たし継続的に成長するため、一人ひとりがCC10に沿って活動することを徹底しています。

CSRの推進体制
CSR活動の推進状況の確認と効果の検証および重要事項の審議・承認を行う機関として、社長を委員長とするCSR委員会を設置しています。CSR委員会のもとには、内部統制の強化と活動の効率的な推進のため、「安全管理」「環境管理」「品質保証」「コンプライアンス」「リスクマネジメント」の5つの専門委員会を設け、それぞれ基本方針、活動計画のもと、具体的な施策を実行しています。また、コスモエネルギーグループの一員としてESGの観点でのサステナブル経営の推進、SDGs実現に向けた活動に連携、協力しています。

コーポレートガバナンス
企業使命、行動基準を軸に、経営の透明性・客観性を保ちつつ適切・迅速な意思決定を行うため、コーポレートガバナンス体制を構築しています。ステークホルダーへの説明責任を充実させ、社内外からの理解と信頼が継続して得られるよう努めています。
コーポレートガバナンス体制
当社は、取締役会、監査役会、会計監査人を設置しており、取締役会は、法令、定款、社内規程に則して重要事項を決定するとともに、取締役の職務の執行を監督します。また、業務執行機関として経営執行会議を設け、経営戦略の策定、経営資源の配分、組織の整備等を行い、迅速・果断な意思決定を促すことで経営の実効性を高めています。
内部統制
職務を適正かつ効率的に遂行するため、「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、社内規程や職務執行に係る手続きや、内部監査部および監査役等による監査に関する体制について整備・運用しています。CSR活動の計画、実績に関する審議、報告は、社長を委員長とするCSR委員会において実施し、PDCAサイクルのチェック機能を働かせています。

内部通報制度
組織的または個人的な法令違反行為・不正行為・行動基準 (CC10)に反する行為の早期発見と是正のため、社内窓口、コスモエネルギーグループ共通窓口、社外弁護士事務所、ハラスメント相談窓口の4つの窓口を設置しています。当社グループの役職員に限らず、取引事業者など当社グループの事業活動に関与するあらゆる方面からの相談・通報を受け付けています。一方で、自らの不正に対する自主的な通報に対して、懲戒処分を減免することができる仕組みを導入しています。また、2022年6月の法改正に基づき、守秘義務のある「従事者」を定めるなど通報者の保護の強化を図っています。これらについては、研修やポスター等により定期的に制度の意義や正しい利用方法の説明、周知を行っています。
なお、2021年度の通報件数は0件でした。
さらに、この窓口を通じて当社と直接関係を有する社外の方々より情報を頂戴することで コンプライアンスの一層の強化を図っています。お取引先の皆様には、法令等に反する行為やその恐れのある行為を見聞きした場合には相談・通報のご連絡を賜りますようお願い申し上げます。
利用案内「 丸善石油化学(株)内部通報制度『CC10ほっとライン』について.pdf 」
別紙:専用フォーム「 CC10ほっとライン相談等受付票.pdf 」「 CC10ほっとライン相談等受付票.doc 」
各委員会の活動領域に関する基本方針
安全管理委員会・環境管理委員会
化学企業として、安全・環境に対するリスクの重大さを認識し、無事故・無災害操業を継続し、地域社会の人々と従業員の安全と健康を守り、安全ナンバーワン企業を目指す。
品質保証委員会
当社はCC10に定められた行動基準に則り、顧客に信頼される製品を安定的に供給し社会の発展に貢献するために、以下の品質方針に基づいて活動する。
(1)顧客の品質要求を実現し、満足と信頼を得られる製品とサービスを提供する。
(2)品質保証システムを構築し、継続的に改善する。
(3)品質管理レベルの向上を推進し、安定した製品品質と生産を確保する。
コンプライアンス委員会
- 当社等は、コンプライアンスを経営の基盤として位置づけ、すべての役員・従業員が一丸となって、コンプライアンスの充実に努める。
- 当社等は、コンプライアンスを社会的要請への適応と定義し、すべての役員・従業員は、その実現のため法令、社内規則および行動基準(CC10)を遵守する。
リスクマネジメント委員会
当社は、事業継続上当社等を取り巻く様々なリスクを把握し、特に経営に重要な影響を及ぼすリスクを特定し、必要な対策を図ることで損失の最小化を図る。
各工場の方針
千葉工場・研究所
安全衛生方針
私たちは、企業の社会的責任に基づきCC10に定められた行動基準に則り、無事故・無災害操業の継続を目的とし、以下の方針に従い行動する。
- 安全管理システムの適切な運用と継続的改善により、自主保安体制の維持向上を図る。
- 安全文化を高める活動を推進し、事故・災害の予防に努める。
- 保安および安全衛生に影響を与える危険源を特定し、適切なリスク低減措置を講じる。
- 保安および安全衛生に関わる諸法令および社内規則を遵守する。
- 健康管理に対する意識の向上を図るとともに、安全で快適な職場環境の形成に努める。
- 安全衛生目標を設定し、その達成に努める。
この方針は、協力会社・関係会社を含む千葉工場に関わる全ての就業者に周知され、理解されるとともに、社外の要求に応じて開示する。
環境方針
私たちは、企業の社会的責任に基づきCC10に定められた行動基準に則り、地球環境の保護・公害の発生防止・環境負荷の低減ならびに地球温暖化防止に努めることを目的とし、以下の方針に従い行動する。
- 環境管理システムの適切な運用と継続的改善により、環境汚染の予防に努める。
- 省資源・省エネルギーおよびその他の環境負荷の低減に努める。
- 環境保全の維持向上を図り、生物多様性の保全および生態系の保護に寄与する。
- 環境に関わる諸法令ならびに当社が同意したその他の要求事項を遵守する。
- 環境目標を設定し、その達成に努める。
この方針は、全ての就業者に周知されるとともに、広く社会に公表する。
品質方針
私たちは、企業の社会的責任に基づきCC10に定められた行動基準に則り、顧客に信頼される製品を安定的に供給し、社会の発展に貢献するために、以下の方針に従い行動する。
- 顧客の品質要求を実現し、満足と信頼を得られるサービスを提供する。
- 品質保証システムを構築し、継続的に改善する。
- 品質管理レベルの向上を推進し、安定した製品品質と生産を確保する。
- 品質目標を設定し、その達成に努める。
この方針は、全ての就業者に周知されるとともに、広く社会に公表する。
四日市工場
安全衛生方針
私たちは、CC10に定められた行動基準に則り、無事故・無災害操業の継続を目的とし以下の方針に基づいて活動する。
- 保安管理システムの適切な運用と、継続的な改善を行う。
- 安全文化を高める活動を推進し、事故・災害の予防に努める。
- 危険源を特定し、適切なリスク低減措置を講じる。
- 保安および安全衛生に関わる諸法令および社内規則を遵守する。
- 健康意識の向上と、安全で快適な職場環境の形成に努める。
- 安全衛生目標を設定し、その達成に努める。
環境方針
私たちは、CC10に定められた行動基準に則り、環境保全・公害防止・環境負荷低減・地球温暖化防止に努めることを目的とし、以下の方針に基づいて活動する。
- 環境管理システムの適切な運用と、継続的な改善を行う。
- 環境汚染の予防に努める。
- 省資源・省エネルギーおよびその他の環境負荷の低減に努める。
- 環境に関わる諸法令、社内規則および当社が同意した要求事項を遵守する。
- 環境目標を設定し、その達成に努める。
品質方針
- 品質管理システムの適切な運用と、継続的な改善を行う。
- 顧客の品質要求を実現し、満足と信頼を得られる製品とサービスを提供する。
- 品質管理レベルの向上を推進し、安定した製品品質と生産を確保する。
- 品質目標を設定し、その達成に努める。
この方針は、全ての就業者に周知されるとともに、広く社会に公表する。
ISO認証取得状況
ISOの認証取得については、千葉工場は1999年12月、四日市工場は2001年12月に「環境マネジメントシステムISO14001」の認証を取得しました。「品質マネジメントシステムISO9001」については、千葉工場は1997年12月、四日市工場は1999年3月、研究所では2004年12月に取得しました。その後、2000年版ISO 14001、2004年版ISO9001への規格改定を経て、継続して更新しています。
また、千葉工場では2007年12月、四日市工場では2013年11月に「環境マネジメントシステム」と「品質マネジメントシステム」を統合、「環境・品質方針」の下、環境目標、品質目標を設定し、マネジメントシステムに沿って、各事業場において日々積極的な活動を実践するとともに、継続的改善に努めています。2017年には、ISO9001、ISO14001 2015年版を取得し、今後もマネジメントシステムの更なる推進を図っていきます。
各マネジメントシステムの適用範囲、有効期間は、登録証の登録範囲です。