クリーンなエネルギー・製品・サービスの提供

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クリーンなエネルギー・製品・サービスの提供

ISCC PLUS認証 認証サイトと認証製品

バイオマスナフサや再生由来の次世代原料による、国際認証を取得したサステナブルな製品をお客様に提供していきます。

バイオマスナフサ※1などの次世代原料を使った製品販売に向けて

当社および関係会社は、エチレン、プロピレン、ブタジエン、ポリエチレンなどの製品について、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つであるISCC PLUS認証を取得しています。本認証は、ISCC(International Sustainability and Carbon Certification)が展開する、持続可能で追跡可能なサプライチェーンを実現し担保する国際認証です。この認証の取得は、サプライチェーン全体を通じたトレーサビリティを保証し、その厳格な基準を満たしていることの証となります。
本認証制度に基づき、バイオマスナフサや再生由来の次世代原料によるサステナブルな製品をお客様に提供していきます。
当社および関係会社はISCCの最新の規則に従い、ISCC PLUS要求事項に準拠することを宣言するとともに、バイオマスナフサや再生由来品を原料とする誘導品や製品群を認証制度に基づいたマスバランス方式※2により割り当て、ISCC PLUS認証製品として販売拡大を目指します。

※1 バイオマスナフサとは

バイオマスナフサとは

※2 マスバランス方式とは

マスバランス方式とは

バイオマスナフサや再生由来の次世代原料と石油由来の原材料が混合された場合に、その投入量比率に応じて製品の一部または全部にサステナブル原材料の量を割り当てる手法のことで、化学工業分野の複雑なサプライチェーンにおける持続可能性を保証するための有効な手法です。

未利用留分の活用推進に向けた研究開発

エチレンプラントでは、ナフサ分解炉の燃料として、製造過程で発生した石油の成分も利用しています。気候変動対策の取り組みで紹介している「アンモニア燃料のナフサ分解炉実用化」が実装されると、これまでエチレンプラントのエネルギー源として使用していた石油由来の燃料基材が使われなくなり、未利用留分(将来余剰留分)となる可能性が高まっています。そのため、この未利用留分を燃料ではなく、有用な石油化学製品に変換する研究を推進しています。
また、カーボンニュートラル社会実現に貢献する基礎研究として、CO2を原料化するCCU技術開発※3の調査・検討にも着手しています。

  • ※3CCU技術(Carbon dioxide Capture and Utilization):CO2回収・利用に関する技術。化石燃料由来の化学品などの製品を、CO2を原料として製造した製品に置き換えることで低炭素化を図る。

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取締役 常務執行役員 蒲池 良二 営業本部 担当 営業本部長 委嘱
取締役 常務執行役員
蒲池 良二
営業本部 担当 営業本部長 委嘱

お客様のニーズに応える
クリーンな製品を提供していきます。

現中期経営計画での取り組みの一つとして、クリーンなエネルギー・製品・サービスの提供を掲げています。
2023年に取得したISCC PLUS認証を、2025年度も更新しました。2024年度も一部製品においてバイオマスクレジット付きの製品を顧客に供給しました。2025年度も引き続き供給体制を整え、クリーンな製品を供給し、サプライチェーン全体でのカーボンニュートラル実現に貢献してまいります。
未利用留分の活用においても、燃料として使用していた留分を原料とした製品の能力増強に加え、新規製品の開発を進めるべく、外部機関やコスモエネルギーホールディングス(株)と連携しています。

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