気候変動対策

コスモエネルギーグループが掲げる「2050年カーボンネットゼロ」および「2030年CO2排出量30%削減(2013年度比)」の実現に向け、排出削減に取り組んでいます。当社は事業構造の見直しと操業の高度化の両面から、着実かつ実効性のある取り組みを進めています。取り組みを通じて、サプライチェーン全体のカーボンニュートラル実現に貢献するとともに、持続可能な石油化学産業の実現に寄与していきます。

丸善石油化学のCO2排出量

当社のCO2排出量は、製品製造時のエネルギー使用に伴う排出量が大半を占めています。生産数量の減少により減少傾向にありますが、これに加え、ナフサ分解炉の排熱回収効率向上などの省エネルギー施策を展開しています。

CO2排出量
エネルギー使用に伴うCO2排出量 1,797千tCO2
非エネルギー起源CO2排出量 15千tCO2
製品の輸送に係るCO2排出量 8千tCO2
  • エネルギー期限排出量は、製品製造時のエネルギー使用に伴う排出です。
GHG排出量
Scope1(直接排出量) CO2 1,866千tCO2
CO2以外 3千tCO2
Scope2(間接排出量) 購入電力 41千tCO2
購入蒸気 72千tCO2
  • エネルギー起源の温室効果ガス(GHG)排出量をGHGプロトコルに準じて算出

経年のCO2(Scope1およびScope2)の排出量については、データ集に掲載しています。

データ集

エチレン生産最適化

2025年4月にエチレン生産最適化を決定しました。
エチレンプラント2基体制から1基体制へ最適化を進めることで、CO2排出の絶対量削減を図るとともに、より効率性の高い設備への集約によるエネルギー効率の向上を推進しています。

京葉エチレン(株)プラント全景

加えて、運転条件の精緻化やエネルギー使用の徹底的な見直し、省エネルギー施策の継続的な積み上げにより、既存設備のポテンシャルを最大限引き出すことで、将来的な競争力の維持・強化につがると考えています。
こうした不断の改善で、基礎化学品の安定供給と環境負荷の低減という社会的責任の両立を図っています。

GX-ETSへの取り組み

2026年度より本格的に動き出したGX-ETSにも対応し、自社の排出量に責任を持つ事業運営へと移行しています。本制度への参画は、単なる規制対応にとどまらず、排出削減の取り組みを経済合理性と両立させながら推進する枠組みとして大変重要であり、当社としても主体的に取り組んでいます。
制度対応を通じて、事業活動と脱炭素の両立を図り、社会全体での効率的な排出削減に貢献していきます。

GX-ETS(排出量取引制度)の概要については、経済産業省のウェブサイトをご参照ください。

中長期的な視点

ナフサ分解炉

ナフサ分解炉のアンモニア燃料の活用や廃プラスチックのケミカルリサイクル技術といった脱炭素技術の検討も継続しています。将来的な排出削減ポテンシャルの拡大にも取り組んでいます。
これらについては、事業性や技術確立の状況を踏まえつつ、実現可能性を見極めながら段階的に検討を進めていく方針です。

MESSAGE

取締役 執行役員 山本 雅則 経営企画部・技術部・研究開発センター・千葉工場・四日市工場・DX戦略推進部・情報システム部 担当
取締役 執行役員
経営企画部・技術部・研究開発センター・千葉工場・四日市工場・DX戦略推進部・情報システム部 担当
山本 雅則

エチレン生産の最適化後も、
さらなるエネルギー効率の向上を
目指してまいります。

2026年度中にエチレン装置の1基を停止し、京葉エチレン(株)のクラッカー1基体制となる予定です。今年度よりGX-ETS制度が開始されましたが、この制度に取り組むことは、企業が自らのCO2排出量に責任を持ち、社会全体で効率的に地球温暖化対策を進める仕組みに参画することを意味します。
京葉エチレン(株)のクラッカーは、規模も大きく国内では最も新しい設備であることから、高い熱効率を有していると認識していますが、今後も継続して省エネ施策を推進し、合わせて運転技術についても更に磨いていきます。これにより、環境負荷の低い製品を安定的に供給し続けることを目指してまいります。

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