安全への取り組み

当社は、安全をすべての事業活動の基盤とし、最優先で取り組んでいます。安全宣言のもと、自主保安や防災、労働災害の防止などの取り組みを着実に進め、安全で安心な職場づくりと地域社会からの信頼確保に努めています。

「安全宣言」産業保安に対するコミットメント

当社の安全に対する基本理念および基本方針を表しています。この安全宣言を、本社や事業場内に掲示するとともに、産業保安に対するコミットメントとしてステークホルダーに対し発信しています。

安全宣言

安全文化の醸成「自主保安活動(CA1活動)」

当社では、さまざまな取り組みにより、安全文化の醸成と自主保安活動の促進を図っています。
CA1(ChemiwayAnzenNo.1)活動は、部署を単位とする全員参加の安全活動です。活動開始当初は5S活動など身近な活動が中心でしたが、現在では目標の設定、活動の計画、結果の評価を自ら管理する「自主管理型」へと進化しています。
また、リスク低減のための改善提案活動では、現場のリスク低減に最も貢献した改善の提案者や、保安防災、労働安全に関して特別な功績があったと認められた者を安全功労者として表彰しています。

動力課の活動風景
動力課の活動風景

工場の安全活動

自主保安の基本は自ら設備の検査を行って劣化具合を評価し、適切に補修することでトラブルの発生を未然に防止することです。
当社においても設備の高経年化に伴う外面腐食が大きな課題となっているため、千葉工場・四日市工場では全設備の外面腐食検査を網羅的に行い、維持管理に努める専任チームを立ち上げています。
また、急速に若年化している保全部門の従業員の経験を補うため、各種教育の充実を図っています。

安全管理システム

安全管理システム

特定認定高度保安実施者制度と認定事業者制度の活用

経済産業省の認定制度である「高圧ガス保安法における自主保安高度化事業者制度」において、2026年3月19日付で四日市工場が自主保安高度化事業者に認定されました。本制度ではリスクアセスメントの実施、PDCAサイクルによる保安体制の継続的改善等の自主保安を高度化させるための保安管理システムを確立し、一定以上の保安力を有する事業者を「自主保安高度化事業者」として認定しています。四日市工場は、2025年2月に「特定認定高度保安実施者(A認定)」に認定された千葉工場と様々な連携を深める中で、保安体制の強化を図り保安管理システムの構築と安全操業を継続していることを評価戴けたと捉えています。当社は今後も、地域社会の皆様と従業員の安全と健康を守り、「安全ナンバーワン企業」を目指してまいります。

特定認定高度保安実施者(通称:A認定)ロゴ
千葉工場
自主保安高度化事業所 ロゴ
四日市工場

防災体制と訓練

千葉工場(研究開発センター・機能性樹脂製造所を含む)、および四日市工場では、石油コンビナート等災害防止法に基づき、災害時は工場長が最高責任者となる自衛防災組織を編成しています。また、コンビナート各社と共同防災組織を設置し、消防活動の相互応援を行います。さらに、大容量の浮き屋根式屋外貯蔵タンクを保有する企業で大容量タンク火災用大型消火設備を共同保有し、災害に備えています。

労働災害の防止

各事業所では「安全衛生方針」において無事故・無災害操業の継続を表明し、工場就業者一人ひとりがこの方針を理解し、目標を達成するために努力しています。
また、危険予知活動の一環として、労働安全リスクアセスメント、社内外事故事例教育、工場幹部や安全衛生委員によるパトロールを定期的に実施し、異なる人の目で現場作業や設備状況を見るなど、災害発生の防止に努めています。

労働災害 単位 2023年度 2024年度 2025年度
度数率※3 当社 0.00 0.00 0.00
化学工業※4 1.04 1.23 1.19
強度率※3 当社 0.00 0.00 0.00
化学工業※4 0.03 0.04 0.07
  • ※3度数率および強度率(暦年)
    度数率:100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数で、災害発生の頻度を表す。
    強度率:1,000延べ実労働時間当たりの延べ労働損失日数で、災害の重さの指数を表す。
  • ※4化学工業の度数率および強度率:出典:厚生労働省「令和6年労働災害動向調査」(16化学工業)

・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂製造所・四日市工場の従業員

その他のデータはデータ集にて開示しています。

製造現場のDXについて

「テクノロジーの活用(スマート保安)を推進し、『安全ナンバーワン企業』を目指す」をスマート保安方針として掲げ、安全操業・安定供給を継続し、さらなる自主保安の高度化と効率化を目的とした取り組みを始めています。このスマート保安の推進は、非財務中期経営計画項目「デジタル変革(DX)」の取り組みの一環でもあります。
ここに、スマート保安の取り組みの中から、現在進行中の案件について一部をご紹介します。

「スマート保安」の取り組み

AIを活用したデータ統合基盤整備「Cognite Data Fusion®」

装置のトラブルが発生した場合、その原因追究のために機器仕様や図面、保全検査記録、運転記録、さらには品質分析記録など膨大な資料をもとに総合的に解析・評価しなければなりません。それら情報は、各部門で管理しており、個別のデータシステムに分かれているため、必要なデータ収集に時間を要します。
そこで、AIを活用したデータ統合基盤(Cognite Data Fusion®)の整備を一部装置で始めました。特に、このデータ統合基盤では、特定のデータに関する検索を行うと紐づく情報が自動的に収集されるため、必要なデータを容易に検索し加工できるようになります。
現在、一部装置をターゲットに、紙面データや3Dビューアー画像の整備などのデータの電子化を行い、コンテキスト化(データの紐づけ)を実施し、試験運用を開始しています。

3Dビューアー画像(イメージ図)
3Dビューアー画像(イメージ図)

MESSAGE

環境保安部長 吉田 寛
環境保安部長
吉田 寛

「攻め」と「守り」の安全活動を両輪に、「忘るな安全第一」を実践してまいります。

当社は、基本理念である「忘るな安全第一」を掲げ、全社一丸となって安全活動に取り組んでいます。中でも「CA1活動(ケミウェイ安全ナンバーワン活動)」は、当社の中心的な安全活動の1つであり、2007年の活動開始から現在に至るまで様々かたちを深化させ、精力的に取り組んでおります。この活動は“全員参加型“、”各部署が特徴を活かし独自の活動を展開する“と言った、いわば攻めの安全活動であると言えます。この活動と双璧をなしているのが千葉地区で推進している「守れ守る運動」です。この活動は「不安全行動の撲滅と仲間を守る声掛け」を目的に、それらを様々な手段で意識付けするという、いわば守りの安全活動と言え、当社で働いて下さる協力会社様にも参加して頂いております。このように当社は「攻めと守りの安全活動」に取り組み、日々安全な生産活動に励んでおります。

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