当社は、取締役会、監査役会、会計監査人を設置しており、取締役会は、法令、定款、社内規程に則して重要事項を決定するとともに、取締役の職務の執行を監督します。また、業務執行機関として経営執行会議を設け、経営戦略の策定、経営資源の配分、組織の整備などを行い、迅速・果断な意思決定を促すことで経営の実効性を高めています。
サステナビリティ推進体制
CSR活動全般の推進状況の確認と効果の検証、および重要事項の審議・承認機関として、社長を委員長とするCSR委員会を設置しています。CSR委員会のもとには、内部統制の強化と活動の効率的な推進のため、「安全環境管理」「品質保証」「コンプライアンス」「リスクマネジメント」の4つの専門委員会を設け、それぞれ基本方針、活動計画のもと、具体的な施策を実行しています。関連する施策においては、一般社団法人日本化学工業協会が推進する「RC(レスポンシブル・ケア)」活動の理念を包含し、レスポンシブル・ケアコードの指針に基づいて、活動を行っています。
コスモエネルギーグループの「サステナビリティの基本的な考え方」に基づき、サステナブル経営の推進に向けた各種活動も連携して行っています。

※2024年度より、上図の体制で推進しています。
内部統制
職務を適正かつ効率的に遂行するため、「内部統制システム構築の基本方針」に基づき、社内規程や職務執行に係る手続き、内部監査部および監査役などによる監査に関する体制について整備・運用しています。CSR活動の計画、実績に関する審議および報告は、社長を委員長とするCSR委員会において実施しています。
リスクマネジメント
当社は、持続可能な事業運営と企業価値の向上を目指し、リスクマネジメントを経営の重要課題の一つと位置づけています。事業活動に伴う様々なリスクを的確に把握・評価し、特に経営に重大な影響を及ぼす可能性のある「重要リスク」については、組織的かつ計画的に対応を行うことで、損失の最小化と早期回復を図っています。
また、リスクマネジメントの推進のため、リスクマネジメント委員会を設置し、運営しています。

コンプライアンス
当社は、コンプライアンスを経営の基盤と位置づけ、法令遵守と企業倫理の徹底に取り組んでいます。従業員の法的安全を守り、社会的責任を果たす体制を確立することで、企業価値の維持・向上を目指しています。
また、コンプライアンス委員会を中心に、PDCAサイクルに基づく継続的な改善を通じて、体制の実効性を高め、リスクの未然防止と組織全体の意識向上に努めています。

内部通報制度
組織的または個人的な法令違反行為・不正行為・行動基準(CC10)に反する行為の早期発見と是正のため、社内窓口(CC10ほっとライン)を設けるとともに、コスモエネルギーグループ共通窓口・社外窓口を利用することも可能です。当社グループの役職員に限らず、取引事業者など当社グループの事業活動に関与するあらゆる方面からの相談・通報を受け付けています。一方で、自らの不正に対する自主的な通報に対して、懲戒処分を減免することができる仕組みを導入しています。また、2022年6月の法改正に基づき、社内規程を改定し、守秘義務のある「従事者」を定めるなど通報者の保護の強化を図っています。内部通報制度については、社員研修や社内ポータルサイト、ポスターなどにより定期的に制度の意義や正しい利用方法の説明、周知を行っています。
なお、2024年度の通報件数は3件でした。

