社会との対話
ステークホルダーの皆様との対話
企業使命「化学技術を基盤とし、くらしと産業の健全な発展に貢献する」のもと、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを通じて、ご期待やご意見を吸収しながら継続的な改善を図っていきたいと考えています。
企業使命の実現のため、ステークホルダーの皆様との対話に積極的に取り組みます。

地域の声に応え、ともに歩む
千葉工場の取り組み
2024年度も地域の青少年育成を目的とし、市原市内の小中学生を対象とした野球大会・ソフトテニス大会「飛燕杯」を主催・協賛しました。両大会とも、参加した子どもたちは意気盛んにプレーし、活気あふれる大会となりました。多くの笑顔と熱気に包まれ、盛況のうちに幕を閉じることができました。
環境月間の取り組みの一環としては、デンカ(株)千葉工場様、(株)レゾナック五井事業所様と連携し、市原市立五井小学校の児童120名を招いて、3社共同による工場見学会を開催しました。児童たちは、実際に見学を行い、貴重な学びの機会を得ることができました。
地球温暖化対策としては、市原市が推進する「緑のカーテン事業」に賛同し、野菜ネット100個を寄付しました。地域の皆様とともに、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを今後も継続していきます。

近隣企業と力を合わせ、地域のために
四日市工場の取り組み
四日市地区では、コンビナート内の企業が構成する各種協議会を通じて、行政機関や近隣自治会との対話、災害防止活動、環境ボランティア活動などを実施しています。
中でも霞ヶ浦地区環境行動推進協議会(KIEPʼS:Kasumi Island Environmental Planʼs)では「キープス活動」と称して、清掃活動・エコ通勤・古紙回収・里山保全などさまざまな取り組みを展開しています。
2024年度も、毎年行っている地域の海岸保全活動の一環として、行政機関と企業が協力してゴミ拾いを実施しました。四日市工場からも多くの社員が参加し、近隣の会社の方々と一緒に、海岸に散らばっていたゴミを回収しました。

子どもたちの「ふるさと」をともに創る
三木会 北青柳町会 町会長
北青柳地区(千葉県市原市)は、企業がこの地に進出してくる以前、半農半漁を生活の糧としてきた地域です。
青柳という貝(地元では「ばか貝」と呼びます)や前川河口で行われた「海苔」の養殖は住民の重要な収入源でした。「海苔」は前川河口の港から東京の浅草に運ばれ「浅草海苔」として取引されていました。
1957年に埋め立て工事を契機に石油化学工業を中心とした大規模な工業地帯が形成されました。
この工業地帯は、京葉臨海工業地帯の中核となり市原市の経済発展に大きく貢献しました。
貴社を含め企業が当時から、地域コミュニティや環境・安全対策などを率先して活動されてきたことは、地域住民にとってとてもありがたいことでした。
今年度も貴社から企業活動として、気候変動対策・クリーンエネルギー・サービスの提供・安全操業・安定供給について、丁寧な説明会を設けていただきました。企業としての社会的責任を感じたしだいです。
また、貴社が子どもたちのスポーツ活動や文化活動に対し応援してくださっていることに感謝しております。
市原市を「ふるさと」として育っている子どもたちが、市原市の歴史と企業の発展を知り、市原市を誇りに思い、未来につなげていくことを願うばかりです。
貴社が事務局をしています三木会各企業間の連携の素晴らしさが、毎年行われている「五井臨海まつり」に現れていると思います。
今後も地元住民と企業の皆様との絆づくりのためにも、我々町会もコミュニティづくりに努力したいと思います。
関根 豪紀
対話と連携で築く信頼 ー地域の皆様とともに
総務課の業務は多岐にわたりますが、その中でも渉外業務は、千葉工場を支えるうえで非常に重要な役割を担っています。渉外業務と一口にいってもさまざまですが、主に「地域との対話」「近隣企業との連携」が大切です。
まず、「地域との対話」については、近隣町会の皆様に千葉工場の運営に対するご理解をいただくため、定期整備事前説明会の開催や町会活動への参加、企業と合同で実施する「五井臨海まつり」を通じて、積極的にコミュニケーションを図っています。中でも定期整備事前説明会では、騒音や煙突からの炎、通勤時間帯の渋滞などについて丁寧に説明を行い、ご理解を得るよう努めています。時には厳しいご意見を頂戴することもありますが、納得いただけるまで真摯に対話を重ねています。
次に、「近隣企業との連携」についてご紹介します。市原市臨海部に立地する企業で構成される「市原市臨海部工場連絡会」があり、当社はその中の五井地区臨海部で構成される「五井支部」に所属しています。この会では、事業活動の円滑化を図るとともに、地域社会への貢献を目的としており、主な活動として「いちはら国府まつり」や「婚活イベント」など、市原市と協力し地域貢献活動を推進しています。活動の成功には、五井支部の連携が欠かせません。日頃からの情報共有はもとより、地域交流イベントへの積極的な参加を通じて、互いに助け合う関係性が築かれています。
こうした関係が維持されることで、企業間でのスムーズな業務連携にもつながっています。今後も千葉工場の窓口として、渉外業務を通じて地域の皆様と積極的に対話を重ねていきます。そして、いただいた声には真摯に向き合い、誠実な対応を続けていく所存です。

