CSR推進のための社内教育
CSR活動の推進と深化のため、入社時の導入教育から各階層別研修にCSR教育を組み込み、「CSRとは?」から具体的な事例ワークなど、各階層に適した教育を実施しています。さらに、毎年「CSR全社教育」を行い、コスモエネルギーグループ全社教育も反映したうえで、当社の行動基準を実践していくためのポイントの反復確認や、事例の共有を行っています。
【研修内容】 | |
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■パート1 丸善石油化学 CSR全社教育 |
①社長メッセージ ②企業使命・経営方針・行動基準(CC10) ③コンプライアンスの重要性 ④内部通報制度(CC10ほっとライン) |
■パート2 コスモエネルギーグループ 企業倫理・人権研修 |
①企業行動指針の実践 ②人権・ダイバーシティ(ダイバーシティ推進) ③法令・規定等の知識 |
【実施概要】 |
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期間:2022年10月~11月 対象者:全従業員 受講対象者:1,252名 |
【実施結果】 |
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● 受講率:100% ● 理解度(事後アンケートより): 「おおいに理解できた、理解できた」 97%以上 |

社長メッセージの一場面
経営トップキャラバン
経営トップキャラバンは、経営トップの声を直接従業員に伝えること、経営と従業員の双方向コミュニケーションを目的に、毎年実施しています。当日、社長からは、当社を取り巻く事業環境、第7次中期経営計画と長期ビジョン構想への想い、従業員への期待、カーボンネットゼロの取り組み、安全や社内コミュニケーションの重要性などの発信がありました。従業員からも、業務や会社諸施策について自由な発言や提案があり、貴重な情報交換の場となっています。2022年度の開催は、千葉工場、四日市工場、研究所などの各部署を対象に約50回(約500人)に及びました。

従業員意識調査の実施
当社では、毎年1回、従業員意識調査を行っています。これは、コスモエネルギーグループ全体の調査で「経営理念の理解度」「コンプライアンス意識」「職場の風土」などの現状確認を行います。2022年度の調査結果についても、改善点や注視すべき傾向などを見極めて取り組み事項を確認しました。今後も、サステナブル経営実現のために各種施策に活用していきます。

リスクマネジメント
リスクマネジメント活動では、各部署のリスクを網羅的に抽出し、影響度・発生可能性・対策度に基づいて取り組みの優先度を決定します。さらに、その中から当社として重要な「特定重要リスク」を選定し、対策の立案から実施における進捗状況をリスクマネジメント委員会にて審議しています。
2022年度は、4つのリスクを選定しその対策に取り組みました。
リスク項目 | 想定リスクと取り組み事項 |
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【1】首都圏直下型地震における本社機能喪失時の対応について | 初動対応の遅れによる全社的な機能不全 →・オンライン環境による災害対策訓練 ・非常時備蓄品の整備 |
【2】危機管理広報体制 | 事故・不祥事発生時の対外発表における不適切な対応によるレピュテーションリスク →・対応シナリオ、マニュアルの刷新 |
【3】長時間労働対策 (業務改革を通じた業務効率化) |
従業員の健康影響 →・業務効率化、業務改革の取り組み ・有給休暇取得促進 ・定期整備中の長時間労働対策施策の実効性評価 |
【4】情報セキュリティ | システム停止/サイバーテロ/情報漏洩 →・情報セキュリティ意識向上活動 ・情報セキュリティ強化のためのIT施策推進 |