現場が主役の安全づくり 四日市工場、高圧ガス「自主保安高度化事業者」認定

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2026年08月26日

自主保安を“仕組み”から“文化”へ

丸善石油化学株式会社 四日市工場は、2026年3月19日、経済産業省の「高圧ガス自主保安高度化事業者制度」に基づく認定を取得しました。
石油化学プラントの安全確保は、地域社会の安心と信頼の基盤となるものです。四日市工場では、「事故を起こさない」ことをゴールとするのではなく、事故を未然に防ぎ続ける仕組みを、現場自らが向上させることを大切にしてきました。

本制度は、事業者が主体となって保安管理システムを構築し、

  • 保安管理システムのPDCAサイクルによる継続的改善
  • リスクアセスメントによる危険源の特定と改善
  • 保安活動へのさらなる取り組み

を実践することを通じて、産業全体の保安レベルの向上を目指す制度です。
特に連続運転を前提としない設備を有する中堅の事業所なども対象とすることで、自主保安の裾野を広げる役割を担っています。

日常の積み重ねが「認定」として実を結ぶ

四日市工場では、これまでもリスクアセスメントや変更管理、教育訓練などを日常業務の中で継続して実施してきました。
今回の認定取得にあたっては、これらの保安管理活動を体系的な「保安管理システム」として再整理し、自主保安の要求事項に沿って規程類や教育訓練の内容、危険定方法などを改めて見直しました。中でも、リスクアセスメントについては、評価の考え方や進め方を再確認し、自主保安高度化事業者の要求事項に即した運用となるよう改善を進めました。こうした見直しを重ねることで、安全管理体制のさらなる強化につなげています。
また、すでに高度な保安体制を構築している千葉工場のノウハウを取り込み、本社・千葉工場による実務面での支援も大きな後押しとなりました。工場間で知見を共有しながら取り組みを進めたことで、全社的な保安力の向上にもつながっています。

認定取得が現場にもたらした変化

認定取得に向けた活動を通じて、現場では安全に対する意識に加え、感度もさらに高まりました。
プラント運転においては、設備のわずかな変化も早期に捉え、共有・対応する意識がより浸透しています。
「小さな変化を見逃さない」という意識を現場全体で共有されたことにより、設備の安定操業と重大事故の未然防止につながっています。

認定取得がもたらす価値と未来

自主保安高度化事業者としての取り組みは、

  • 事故・トラブルの未然防止
  • 従業員一人ひとりの安全意識の向上
  • 設備の信頼性・安定操業の確保

といった「見えにくい価値」を着実に高めるものです。
これらは結果として、生産活動の持続性や、地域社会への責任ある事業運営へとつながっています。
丸善石油化学は、「安全ナンバーワン企業」を目指し、自主保安の高度化を経営の重要課題として位置づけています。
四日市工場で得られた知見や経験を全社で共有し、人と仕組みの両面から安全を進化させ続けることで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

VOICE

自主保安高度化事業者の認定は、ゴールではなく新たなスタートです。四日市工場で日々積み重ねてきた安全への取り組みが、第三者から評価されたことは、現場にとって大きな励みになりました。
認定の取得に多大なるご協力をいただいた本社や千葉工場の関係部署の皆さんへの感謝と、安全への取り組みに対する謙虚さを忘れず、これからも“安全は全てに優先する”という原点を元に、地域の皆さまから信頼される工場であり続けたいと考えています。

四日市工場長
渡部 栄一郎

保安総務課へ異動して間もない中で、自主保安高度化事業者認定取得の業務を担当することとなりました。最初は手探りの部分も多く、本社・千葉工場に協力いただきながら、四日市工場全体で要求事項に沿って規程類やリスクアセスメントなどを見直しました。中でも、リスクアセスメントは“単なるルーティーン作業”ではなく、“自分たちの設備を守るための道具”であることを、この機会にあらためて再認識することができたと感じています。
今回認定いただけたのは、運転・設備・保安部門が一丸となって取り組んだ成果であり、四日市工場として大きな自信につながりました。また、設備や作業を見直す視点が共有されたことで、職場での安全に関する会話の質も高まり、全員の安全意識が一段と高まっていると実感しています。

四日市工場 保安総務課
山中 佑哉

掲載内容は公開時点の情報であり、現在の内容と異なる場合があります。

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