環境分野への貢献

データ集

環境データは、当ページ掲載以外の数値も含めて、別途「データ集」にて公開しています。
「データ集」のうち、☑を付した定量情報については、独立した第三者保証機関による保証を受けています。

1.生産活動におけるインプットとアウトプット

千葉工場および四日市工場では、行政と協定を締結し、法律よりも厳しい環境基準を順守しています。また、環境マネジメントシステムの効果的な運用、省資源・省エネルギー、廃棄物の再資源化などを通じて、今後も環境負荷低減の努力を継続していきます。

行政との協定
千葉工場:「環境の保全に関する協定」千葉県および市原市と締結
四日市工場:「公害防止協定」四日市市と締結

生産活動におけるインプットとアウトプット

2.気候変動対策および大気汚染防止

千葉工場、四日市工場とも法律および行政との協定を遵守し、法律の規制値および協定の計画値などを下回っています。

CO2排出量とGHG排出量
CO₂排出量 単位 2022年度 2023年度
エネルギー使用に伴うCO₂排出量※1 千tCO2 2,107 2,028
製品の輸送に関わるCO₂排出量※2 千tCO2 12 10
非エネルギー起源 CO₂排出量※3 千tCO2 15 21

●関連法令「エネルギーの使用の合理化及び非化石エネルギーへの転換等に関する法律(省エネ法)」

※1エネルギー使用に伴うCO2排出量:省エネ法に定める特定事業者としての報告値
※2製品の輸送に関わるCO2排出量:省エネ法に定める特定荷主としての報告値

●関連法令「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)」

※3非エネルギー起源CO2排出量:温対法における非エネルギー起源CO2排出量の報告値

・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場

GHG排出量(Scope1および2) 単位 2022年度 2023年度
Scope1※1
直接排出量
CO2 千tCO2 2,150 2,081
CO2以外 千tCO2 1 3
Scope2※2
間接排出量
購入電力 千tCO2 47 42
購入蒸気 千tCO2 77 89

●算出基準:燃料消費量・GHG排出量については売電・売熱分を加味して算出。「CO2排出量」とは算出基準が異なるため一致しません。

※1Scope1:自社によるGHGの直接排出量(燃料の燃焼 等)
※2Scope2:他社から供給された電気・蒸気等の使用に伴うGHG間接排出量。

・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場・市原クラブ・本社

トピックス「カーボンネットゼロに向けた2つの実証事業」

2022年2月、当社はカーボンネットゼロへの取り組みとして、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下「NEDO」)が公募した「グリーンイノベーション基金(GI基金)事業」にコンソーシアムとして応募し、以下の2件が採択されました。いずれの事業も、2030年の実装を目指して、検討を進めています。

1. ナフサ分解炉の高度化技術の開発

目標:ナフサ分解炉において、従来メタンを主成分としていた燃料をアンモニアに転換することで、燃焼時に発生するCO2を限りなくゼロにする。

2. 廃プラ・廃ゴムからの化学品製造技術の開発

目標:環境へ排出される廃プラスチックの削減や、化石資源を原料とすることで発する温室効果ガス(GHG)の削減を目的に、ポリオレフィン系廃プラスチックから、エチレンやプロピレンなどの化学製品原料を高効率で直接製造する技術を確立する。

大気汚染防止
大気汚染物質排出量 単位 2022年度 2023年度
SOx排出量 t 113 93
NOx排出量 t 693 730
ばいじん排出量 t 33 11

●関連法令「大気汚染防止法」
・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場

3.水質汚濁防止

千葉工場、四日市工場とも法律および行政との協定を遵守し、法律の規制値および協定の計画値などを下回っています。

排水処理設備
排水処理設備
水質汚濁物質排出量 単位 2022年度 2023年度
COD排出量 t 60 60
全窒素排出量 t 35 28
全リン排出量 t 1.1 1.2

●関連法令「水質汚濁防止法」
・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場

4.化学物質の管理(PRTR対応)

「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律」に基づき、PRTR制度の対象である第一種指定化学物質515物質のうち、千葉工場は33物質、四日市工場は13物質の届出、報告を行っています。
千葉工場ではヘキサンが増加していますが、通常運転の変動範囲内です。
四日市工場ではエチレングリコールモノメチルエーテルが増産により、ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテルが生産調整のため移動量が増加しました。

化学物質(PRTR)の排出/移動量
化学物質(PRTR)の排出/移動量 単位 2022年度 2023年度
大気排出 t 220 256
公共用水排出 t 1 1
事業場外排出 t 19 35

●関連法令「特定化学物質の環境への排出量の把握等及び管理の改善の促進に関する法律(化学物質排出把握管理促進法またはPRTR法)」
・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場

【個別排出量】 2023年度PRTR届出物質中の排出移動量のうち合計1t以上となる物質(t/年)
千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター
化学物質名 大気排出 公共用水排出 事業場外排出
2022 2023 2022 2023 2022 2023
エチルベンゼン 7.1 4.7 - - - -
キシレン 11.0 6.3 - - - -
1,2-ジクロロエタン 2.8 2.2 - - - -
ジシクロペンタジエン 3.3 3.4 - - - -
トルエン 51.0 48.0 - - 0.1 0.3
1,3-ブタジエン 0.4 3.8 - - - -
ヘキサン 140.0 170.0 - - - 1.3
ベンゼン 1.8 1.8 - - - -
テトラヒドロフラン - - - - - 4.5
ジイソブチレン(DIB) - 12.0 - - - -
四日市工場
化学物質名 大気排出 公共用水排出 事業場外排出
2022 2023 2022 2023 2022 2023
エチレングリコールモノメチルエーテル - - - - 7.4 9.9
ポリ(オキシエチレン)=アルキルエーテル
(アルキル基の炭素数が12から15までのものおよびその混合物に限る)
0.1 0.1 - - 6.3 10.1
2-(2-メトキシエトキシ)エタノール - - - - - 7.9

5.産業廃棄物の削減とリサイクルの推進

当社は、製造工程で発生する廃棄物の削減と再資源化の推進に努めています。プラスチック廃棄物については、多量排出事業者としての排出削減目標の達成を継続していきます。

産業廃棄物
  単位 2022年度 2023年度
廃棄物発生量※1 千t 82.1 76.2
再資源化量※2 千t 20.5 21.7
最終処分量 千t 0.2 0.2

※1廃棄物発生量:構内中間処理前量
※2再資源化量:サーマルリサイクル量は含まず。直接再処理を含む。

・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場

プラスチックの資源循環
  単位 2022年度 2023年度
プラスチック使用製品産業廃棄物 t 223 150

●関連法令「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラ新法)」
・多量排出事業者の排出削減目標:250t以下
・対象:千葉工場・研究開発センター・機能性樹脂技術開発センター・四日市工場

廃棄物の処理及び清掃に関する法律に基づく
産業廃棄物処理施設の維持管理状況の公表について
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